Lesson4 コーチングが人生に有益な理由

 

コーチングとは

そもそも「コーチングって何?」と思われている方のために解説すると、“コーチ” と ”コーチングを受ける側(クライアント)” との対話によって、抱えている本質的な悩みや問題を自ら気付き解決へ導くコミュニケーションのことで「目標達成のお手伝い」などとも言われ、コーチは『伴走者・エスコート・サポート』といったポジションにいます。
つまり「コーチという他者の力を借りてクライアントが自発的、主体的に自分の人生を切り開いていく為のコミュニケーション」がコーチングです。

 

セルフコーチングとは?

セルフコーチングの場合コーチは自分自身に当たります。つまり自己対話によって現状に不満があったり、自分を変えたいと思ったり、何か成し遂げたい目標がある人が「あなたの人生を自分の力で切り開いていくことができる自身とのコミュニケーションスキル」です。

わたしのコーチングにはカウンセリング要素も入れています。
理由は、一般的にコーチングでみるのは時間軸で言うところの「現在と未来」、カウンセリングでみるのは「主に過去」と言われているのですが、現在は過去の体験や経験を元にして成り立っていることが多く、過去の払拭が未来を見据えるために両方の要素が必要な場合があるためです。(以降、コーチングとカウンセリングを併せて”コーチング”と表記)

 

インナーチャイルドとの関係

また、コーチングの際に欠かせないのが「インナーチャイルド」の存在です。「自分の心の中に住んでいる子供の自分」などと表現されますが、わたし達は子供時代の記憶や心情が現在に大きく影響しています。

幼少期〜思春期の記憶や経験の中に “親に強く叱られた” “学校でいじめに遭った” などの体験がある場合、インナーチャイルドが傷付いている状態であると言われ、その後の人生にネガティブな影響が出ると考えられています。「自分に自信が持てない」「不安になりやすい」「人との関係に摩擦が生じやすい」「自己否定しやすい」などはインナーチャイルドが傷付くことで起こる影響の1つです。

よって、傷付いたインナーチャイルドを癒やすこともよりよい人生を歩むために非常に重要なポイントになります。

 

インナーチャイルドを癒やすメリット

インナーチャイルドを癒やさずにいると、過去にとらわれて自由に生きることが難しくなり、先述したように「自分に自信が持てない」「不安になりやすい」「人との関係に摩擦が生じやすい」「自己否定しやすい」といった生きづらさの原因になり得ます。逆にインナーチャイルドを癒やすと、過去にとらわれず自分を愛し、対人関係も摩擦が生じにくくなり、安心感の中で今や未来に目を向けられるようになります。

具体的には、抑圧された感情や偏った感情、思い込みによる自己制限などを手放し、自分自身を受け入れられるようになります。もしお子さまがいる場合は、子どもにも影響してしまう負の連鎖も止められるでしょう。

インナーチャイルドを癒やすと本来の自分を取り戻したような感覚を得ることができ、生きやすく仕事や恋愛にも良い影響を及ぼすと言われています。

わたし達の不安要素のほとんどは「何が分からないのか分からないの状態」です。その渦中にいる時に明るい未来を想像することは難しく、先行きの不安や過去の失敗体験があなたの首をもたげさせます。逆に、明日の自分への可能性を感じた時に初めて未来を見据えることができるのではないでしょうか?コーチングはそんなあなたの可能性を模索するツールと言えるのです。

 

ワーク

現時点であなたがイメージできる、あなたのインナーチャイルドについて書いてみましょう♪

・何歳くらいですか?
・どんな表情をしていますか?
・何を着ていますか?
・どんな性格ですか?
・あなたとの関係性はどうですか?

・ニックネームを決めましょう
例えば:「ちぃちゃん」「チビ〇〇(自身の名前)ちゃん」など

正解・不正解を問うためのワークではありません。想像力を働かせるトレーニングの一環と思って思いつくままに書いてみましょう。